相対度数

「相対度数」は、各データが全体に占める割合を表したもので、統計学において重要な概念です。具体的には、各データの度数(出現回数)を全データの度数の合計で割ったものが相対度数となります。

以下に、Excelで相対度数を計算する具体的な手順を説明します。まず、例として次のようなデータセットがあるとします:

商品117
商品229
商品341
商品415
商品527
商品632
商品750
商品84
商品925
商品1011

このデータセットでは、列Aに商品名が、列Bにその商品の販売数が記録されています。

  1. 列Cを「相対度数」の列とします。相対度数は、各商品の販売数(度数)を全商品の販売数(全度数)で割った値です。
  2. まず、全度数を求めます。全度数は、各商品の販売数を合計したものなので、B11セルに=SUM(B1:B10)と入力します。この式はB1セルからB10セルまでの合計を求めるものです。
  3. 次に、各商品の相対度数を求めます。C1セルに=B1/$B$11と入力します。この式は商品1の販売数(B1セル)を全度数(B11セル)で割るものです。
  4. 最後に、C1の式を下のセルにドラッグしてコピーします。これにより、各商品について相対度数が計算されます。

以上で、各商品が全体の販売数に占める割合(相対度数)が計算できました。相対度数はパーセンテージで表されることが多いので、セルの形式をパーセンテージに変更することを忘れないようにしましょう。

これらの手順を踏むことで、Excelを用いて相対度数を求め、全体の中でどの商品がどの程度の割合を占めているかを評価することができます。これは商品の人気度や売れ行きを比較する際に有用です。