「構成比」は全体に対する各部分の割合を示すもので、統計学で頻繁に使用されます。具体的には、全体を100%とした際の各部分のパーセントを示します。例えば、様々な商品の売上比率を調べる際に使われます。
以下は、Excelで構成比を求める具体的な手順です。データセットが次のようにあるとします:
商品番号 | 値 |
---|---|
商品1 | 10 |
商品2 | 70 |
商品3 | 50 |
商品4 | 40 |
商品5 | 30 |
商品6 | 60 |
商品7 | 20 |
- まず、全体の合計を計算します。この場合、全商品の値の合計(
=SUM(値のセル範囲)
)は280になります。例)E2 =SUM(B2:B8)
- 次に、各商品の構成比を計算します。例えば、
商品1
の構成比は=商品1の値/全商品の値の合計*100
となります。「*100」をせずに「%スタイル」を適用してもかまいません。ここで、全商品の値の合計
部分は絶対参照にしておくと、他のセルにコピーして計算が容易になります。例)C2=B2/$E$2*100
このようにして、各商品が全体に対する構成比を求めることができます。
Excelでは、構成比を視覚的に表現するために「円グラフ」を作成することができます。「挿入」メニューから「グラフ」を選択し、「円グラフ」を選ぶことで、各商品が全体に占める割合を視覚的に把握することができます。これにより、各商品の販売比率を一目で理解することが可能となります。