配列定数

Excelの「配列定数」は、複数の値または項目を含む一定の配列を指します。配列定数は、{}(中括弧)で囲むことで作成されます。値はカンマ(,)で区切り、行はセミコロン(;)で区切ります。

例えば、{1,2,3}は1行3列の配列定数で、「1」、「2」、「3」の3つの値を含んでいます。

また、{1;2;3}は3行1列の配列定数で、「1」、「2」、「3」の3つの値を含んでいます。

2行2列の配列定数を作成する場合、{1,2;3,4}のように表現します。これは以下のような2×2のマトリックスを表しています:

1  2
3  4

配列定数には文字列や記号を登録することもできます。その場合は「”」で文字列を囲みます。{"@","+"}は「@」と「+」の2つの文字を含んでいます。


配列定数は、Excelの数式や関数に直接入力できます。例えば、以下のようにSUM関数と組み合わせて使うことができます:

=SUM({1,2,3})

上記の式は「1+2+3」を計算し、「6」を返します。


=TEXTSPLIT("10001@カラープリンター+52000@CEIRO@アイボリー",{"@","+"})

上記の式は「10001@カラープリンター+52000@CEIRO@アイボリー」を「@」と「+」の2つを区切り文字として、TEXTSPLIT関数で分割しています。

また、配列定数はINDEX関数、MATCH関数などの配列を取り扱う関数と一緒に使われることが多いです。配列定数を使うことで、複数の値を一度に操作することが可能になり、処理の効率を高めることができます。