分析ツールアドインにある「乱数発生」「パターン分布」についての実習解説です。
「乱数発生」の「分布」で「パターン」を選択した場合の実習例を以下に示します。この例では、1から5までの数値(ステップ1)をそれぞれ2回ずつ繰り返し(数値の繰り返し回数)、その全体を3回繰り返す(数列の繰り返し回数)というパターンを生成します。
- 「データ」タブを開き、「データ分析」をクリックします。
- 「データ分析」ダイアログボックスが表示されたら、「乱数発生」を選択し、「OK」をクリックします。
- 「乱数発生」ダイアログボックスが表示されたら、以下のように設定します:
- 「変数の数」: 1 を入力します(乱数列は1つだけ生成します)。
- 「乱数の数」: 不要です。数列の長さは他のパラメータにより自動的に決まります。
- 「分布」: 「パターン」を選択します。
- 「パラメータ」: パラメータ1には1(始点)、パラメータ2には5(終点)、パラメータ3には1(ステップ)、パラメータ4には2(数値の繰り返し回数)、パラメータ5には3(数列の繰り返し回数)を入力します。
- 「出力範囲」を選択し、例えば A1 セルを指定します。
- 「OK」をクリックします。
これで、A列のセルに、指定したパターンに従った数列が生成されます。具体的には、「1,1,2,2,3,3,4,4,5,5」が3セット繰り返されます。
「パターン」分布は特定の数値パターンの生成を可能にします。ここでは1から5までの整数をそれぞれ2回繰り返し、その数列を全体として3回繰り返すパターンを作成しました。この機能は、特定の繰り返しパターンを持つデータセットを生成する際に便利です。
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