Stopステートメント 解説(Excel VBA)

Stop ステートメントの解説

概要

Stop ステートメントは、Excel VBAのコードの実行を一時的に停止するためのステートメントです。これを使用すると、デバッグモードに移行し、コードの現在の位置と変数の値を確認することができます。

意義

Stop ステートメントはデバッグの際に非常に役立ちます。コードの特定の位置で実行を一時停止させ、変数の現在の値やコードの流れを手動で確認することができます。

構文

Stop

このステートメントにはパーツやパラメータはありません。単純にStopと記述するだけで、その位置でコードの実行が一時停止します。

サンプルプロシージャ

以下は、Stop ステートメントを使用してコードの実行を一時停止するサンプルコードです。

Sub SampleProcedure()
    Dim count As Integer
    For count = 1 To 5
        If count = 3 Then
            Stop
        End If
        MsgBox "現在のカウント: " & count
    Next count
End Sub

このサンプルでは、カウントが3になったときにStop ステートメントが実行され、コードの実行が一時停止します。

関連するステートメントや関数

Debug.Print: 現在の変数の値やメッセージを即時ウィンドウに出力するためのメソッド。

注意事項

Stop ステートメントはデバッグ目的で使用されるため、コードが正常に動作することを確認した後、Stopステートメントは削除するかコメントアウトすることを推奨します。残しておくと、ユーザーがマクロを実行した際に予期せず一時停止する可能性があります。