Staticステートメント 解説(Excel VBA)

Static ステートメントの解説

概要

Static ステートメントは、Excel VBAでプロシージャ内の変数を静的に宣言するためのステートメントです。通常のローカル変数とは異なり、静的変数はプロシージャの実行が終了した後もその値を保持します。

意義

Static ステートメントを使用すると、プロシージャが再度呼び出されたときに前回の実行からの変数の値を利用することができます。これにより、一時的なデータの保持や状態の追跡などのタスクを簡単に実装することができます。

構文

Static 変数名 As データ型

ここで、変数名は静的に宣言する変数の名前を示し、データ型はその変数の型を示します。

パーツ

  • 変数名: 静的に宣言する変数の名前を指定します。
  • データ型: 宣言する変数の型を指定します。

サンプルプロシージャ

以下は、Static ステートメントを使用してプロシージャが呼び出されるたびにカウントを増加させるサンプルコードです。

Sub CountCalls()
    Static CallCount As Integer
    CallCount = CallCount + 1
    MsgBox "このプロシージャは " & CallCount & " 回呼び出されました。"
End Sub

関連するステートメントや関数

Dim ステートメント: 変数をローカルまたはモジュールレベルで宣言します。

注意事項

Static ステートメントで宣言された変数は、そのプロシージャ内でのみアクセス可能です。プロシージャ外から直接アクセスすることはできません。また、Staticステートメントは、プロシージャ内でのみ使用することができます。