Return ステートメントの解説(VBA)
概要
VBAには「Return ステートメント」というものは存在しません。関数の結果を返す場合、関数名を変数として扱い、その関数名に値を設定することで結果を返します。
意義
関数は特定の計算や操作を行い、その結果を返すためのものです。VBAで関数から結果を返すための方法を知っておくことは、効果的なコードを書く上で不可欠です。
構文
Function 関数名() As 戻り値の型 ' 処理 関数名 = 値 End Function
パーツ
- Function: 関数を定義するキーワード。
- 関数名: 関数の名前。この名前を変数のように使用して値を返します。
- 戻り値の型: 関数が返す値のデータ型。
サンプルプロシージャ
Function AddNumbers(a As Integer, b As Integer) As Integer ' 数値を加算する AddNumbers = a + b End Function Sub TestFunction() Dim result As Integer result = AddNumbers(5, 3) MsgBox "結果は " & result & " です。" End Sub
関連するステートメントや関数
– Sub: 値を返さないプロシージャを定義するためのキーワード。
– Dim: 変数を宣言するためのキーワード。
注意事項
1. VBAでは関数名を変数として使用して値を返すため、関数名を他の変数やプロシージャと同じ名前にしないよう注意が必要です。
2. 関数が返すべきデータ型と異なる値を関数名に設定するとエラーが発生する可能性があります。
上記の内容はVBAでの関数の値の返し方に関する基本的な情報を元にしたものです。具体的な使用ケースやより詳細な情報が必要な場合は、公式ドキュメントや参考書をご参照ください。