Option Baseステートメント 解説(Excel VBA)

Option Base ステートメントの解説

概要

「Option Base ステートメント」は、VBAにおいて配列のデフォルトの最初の添字を指定するためのステートメントです。このステートメントにより、配列の開始インデックスを0または1のいずれかに設定することができます。

意義

配列のインデックスの開始番号は、プログラミング言語によって異なる場合があります。VBAでは、デフォルトで配列の開始インデックスは0ですが、「Option Base 1」を使用すると、開始インデックスを1に変更できます。これにより、特定の状況や要件に合わせて配列のインデックスを柔軟に変更することができます。

構文

Option Base { 0 | 1 }

パーツ

0
配列の最初のインデックスを0に設定します。
1
配列の最初のインデックスを1に設定します。

パラメータ

このステートメントは2つのパラメータ、0または1のみを取ります。

サンプルプロシージャ

以下は、「Option Base」ステートメントの使用例です。

Option Base 1

Sub ArrayExample()
    Dim MyArray(5) As Integer
    MyArray(1) = 100
    MsgBox "配列の最初の要素の値は " & MyArray(1) & " です。"
End Sub

関連するステートメントや関数

「Dim ステートメント」: 変数や配列を宣言するためのステートメント。
「ReDim ステートメント」: 実行時に配列のサイズを変更するためのステートメント。

注意事項

1. 「Option Base」ステートメントはモジュールの先頭にのみ配置することができます。モジュール内で複数回使用することはできません。
2. 「Option Base」はモジュールごとに設定されます。つまり、1つのVBAプロジェクト内の異なるモジュールで異なるOption Base設定を持つことができます。
3. 「Option Base」ステートメントを使用しない場合、デフォルトの開始インデックスは0となります。

上記の内容は「Option Base ステートメント」の基本的な情報を元にしたものです。具体的な使用ケースやより詳細な情報が必要な場合は、公式ドキュメントや参考書をご参照ください。