Open ステートメントの解説

概要

「Open ステートメント」は、VBAにおいてファイルを開くためのステートメントです。これにより、テキスト、バイナリ、ランダムアクセスファイルなど、さまざまなモードでファイルにアクセスできます。

意義

ファイル操作はプログラミングにおける基本的なタスクの1つです。VBAでのファイル操作を始めるには、「Open ステートメント」を使用してファイルを開く必要があります。これにより、データの読み取り、書き込み、更新などの操作が可能になります。

構文

Open pathname For mode [Access access] [lock] As [#]filenumber [Len=reclength]

パーツ

pathname

開きたいファイルのパス名。

mode

ファイルを開くモード。例: Input, Output, Append, Binary, Random。

access

ファイルへのアクセスの種類。例: Read, Write, Read Write。

lock

他のプロセスによるファイルへのアクセスを制限するロックタイプ。

filenumber

ファイルを参照するためのファイル番号。

reclength

ランダムモードのファイルのレコード長。

パラメータ

上記の「パーツ」セクションにて述べた各パラメータの詳細や使用方法については、公式ドキュメントやVBAのリファレンスガイドを参照してください。

サンプルプロシージャ

以下は、Open ステートメントを使用してテキストファイルを開き、内容を読み取るサンプルコードです。

Sub OpenFileExample()
    Dim FilePath As String
    Dim FileNumber As Integer
    Dim LineData As String

    FilePath = "C:\example.txt"
    FileNumber = FreeFile

    Open FilePath For Input As FileNumber
    Do Until EOF(FileNumber)
        Line Input #FileNumber, LineData
        MsgBox LineData
    Loop
    Close FileNumber
End Sub

関連するステートメントや関数

「Close ステートメント」: 開いたファイルを閉じるためのステートメント。
「Input Function」: ファイルからデータを読み取る関数。
「Write ステートメント」: フ