LSet ステートメントの解説
概要
「LSet ステートメント」は、VBAにおいて、文字列やユーザー定義型のデータを指定した長さに調整しながら代入するためのステートメントです。主にレコードのフィールドサイズに合わせてデータを調整する際に使用されます。
意義
データベースやファイルのレコードとしてデータを取り扱う際、各フィールドのサイズが固定されていることが多いです。LSetはこのような環境でデータのサイズを適切に調整しながら代入するための重要なステートメントとなります。
構文
LSet target = source
パーツ
- target
- 代入先の変数を指定します。文字列型またはユーザー定義型である必要があります。
- source
- 代入するデータを指定します。文字列型またはユーザー定義型である必要があります。
パラメータ
- target
- 必須のパラメータです。
- source
- 必須のパラメータです。
サンプルプロシージャ
以下は、LSet ステートメントを使用して文字列の長さを調整しながら代入するサンプルコードです。
Dim targetString As String * 10 Dim sourceString As String sourceString = "VBA" LSet targetString = sourceString MsgBox targetString ' "VBA "と表示されます
関連するステートメントや関数
「RSet ステートメント」: 右寄せで文字列やユーザー定義型のデータを指定した長さに調整しながら代入します。
注意事項
LSet は、文字列の長さを自動的に調整しますが、targetがsourceより短い場合、sourceのデータは切り捨てられます。逆に、targetがsourceより長い場合、空白文字で埋められます。