GoSub…Returnステートメント 解説(Excel VBA)

GoSub…Return ステートメントの解説

概要

GoSub…Return ステートメントは、VBAにおけるサブルーチンの呼び出しと戻りを実現するためのステートメントです。指定したラベルにジャンプしてプロシージャを実行した後、Return ステートメントで呼び出し元に戻ります。

意義

GoSub…Return ステートメントを使用することで、同じプロシージャ内の複数の場所から特定の処理を再利用することができます。これにより、コードの重複を避け、保守性や可読性を向上させることができます。

構文

GoSub ラベル名
...
ラベル名:
...
Return

パーツ

  • ラベル名: サブルーチンの開始位置を示すラベルの名前。

サンプルプロシージャ

Sub GoSubExample()
    MsgBox "サブルーチンを呼び出す前のメッセージ"
    GoSub ShowMessage
    MsgBox "サブルーチンの呼び出し後のメッセージ"
    Exit Sub

ShowMessage:
    MsgBox "これはサブルーチンからのメッセージです"
    Return
End Sub

この例では、ShowMessageというラベルのサブルーチンをGoSubステートメントで呼び出しています。

関連するステートメントや関数

  • Sub…End Sub ステートメント: 独立したサブルーチンを定義するためのステートメント。

注意事項

  • GoSub…Return ステートメントは、現代のプログラミングにおいてはあまり一般的ではありません。代わりに、Sub…End Sub ステートメントを使用してサブルーチンを定義することが推奨されます。
  • GoSubステートメントの後には必ずReturnステートメントが存在する必要があります。
  • GoSubステートメントは同じプロシージャ内でのみ使用できます。