Enumステートメント 解説(Excel VBA)

Enum ステートメントの解説

概要

Excel VBAの「Enum」ステートメントは、一連の関連する定数に名前を付けるために使用されます。これにより、コードの可読性が向上し、エラーの発生を減少させることができます。

意義

「Enum」を使用することで、一連の関連する値を一元的に管理できます。これにより、値の追加や変更が容易になり、同じ意味を持つ定数を複数の場所で繰り返し定義する必要がなくなります。

構文

「Enum」ステートメントの基本的な構文は以下の通りです。

Enum EnumName
   ConstantName [= Value]
   ...
End Enum

パーツ

  • EnumName: Enumの名前を指定します。
  • ConstantName: Enum内の定数の名前を指定します。
  • Value: 定数に割り当てる値を指定します。省略すると、前の定数の値+1が自動的に割り当てられます。

サンプルプロシージャ

以下は、「Enum」ステートメントを使用して、曜日の定数を定義するサンプルプロシージャです。

Enum 曜日
   日曜 = 1
   月曜
   火曜
   水曜
   木曜
   金曜
   土曜
End Enum

Sub 曜日の表示()
    Dim 今日 As 曜日
    今日 = 月曜
    MsgBox "今日は " & 今日 & " です。"
End Sub

関連するステートメントや関数

  • Const ステートメント: 定数を定義するためのステートメント。Enumと異なり、一つの値だけを定義する際に使用します。

注意事項

「Enum」内の定数の値は、前の定数の値+1が自動的に割り当てられることに注意してください。また、Enumの名前や定数の名前は、既存の変数、定数、手続きと同じ名前を使用することはできません。