DefLngステートメント 解説(Excel VBA)

DefLng ステートメントの解説

概要

DefLng ステートメントは、指定した変数の名前の範囲をLong型として自動的に宣言するためのステートメントです。

意義

DefLng ステートメントを使用することで、特定の名前の範囲の変数を明示的にLong型として宣言することなく、自動的にLong型として扱うことができます。これにより、コードの冗長性を減少させることができます。

構文

DefLng 範囲リスト

パーツ

  • 範囲リスト: Long型として扱いたい変数の名前の範囲を指定します。

サンプルプロシージャ

DefLng A-C

Sub TestDefLng()
    Dim A, B, C
    A = 1000000000
    B = 2000000000
    C = A + B
    MsgBox "Aの値: " & A & vbCrLf & "Bの値: " & B & vbCrLf & "Cの値: " & C
End Sub

この例では、変数 A, B, C は自動的にLong型として扱われます。それらの変数を使用して大きな整数の加算を行い、その結果をメッセージボックスで表示しています。

関連するステートメントや関数

    • DefBool: Boolean型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefByte: Byte型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDate: Date型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDbl: Double型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDec: Decimal型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefInt: Integer型の変数を宣言するためのステートメント。

注意事項

  • DefLng ステートメントはモジュールの先頭に配置する必要があります。
  • DefLng で宣言した範囲の変数は、その後のコード内で別の型として再宣言することはできません。
  • Long型は-2,147,483,648 から 2,147,483,647 までの範囲の整数値を持つことができます。