DefIntステートメント 解説(Excel VBA)

DefInt ステートメントの解説

概要

DefInt ステートメントは、指定した変数の名前の範囲をInteger型として自動的に宣言するためのステートメントです。

意義

DefInt ステートメントを使用することで、特定の名前の範囲の変数を明示的にInteger型として宣言することなく、自動的にInteger型として扱うことができます。これにより、コードの冗長性を減少させることができます。

構文

DefInt 範囲リスト

パーツ

  • 範囲リスト: Integer型として扱いたい変数の名前の範囲を指定します。

サンプルプロシージャ

DefInt A-C

Sub TestDefInt()
    Dim A, B, C
    A = 10
    B = 20
    C = A + B
    MsgBox "Aの値: " & A & vbCrLf & "Bの値: " & B & vbCrLf & "Cの値: " & C
End Sub

この例では、変数 A, B, C は自動的にInteger型として扱われます。それらの変数を使用して整数の加算を行い、その結果をメッセージボックスで表示しています。

関連するステートメントや関数

    • DefBool: Boolean型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefByte: Byte型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDate: Date型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDbl: Double型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefDec: Decimal型の変数を宣言するためのステートメント。

注意事項

  • DefInt ステートメントはモジュールの先頭に配置する必要があります。
  • DefInt で宣言した範囲の変数は、その後のコード内で別の型として再宣言することはできません。
  • Integer型は-32,768 から 32,767 までの範囲の整数値を持つことができます。