DefDec ステートメントの解説
概要
DefDec ステートメントは、指定した変数の名前の範囲をDecimal型として自動的に宣言するためのステートメントです。
意義
DefDec ステートメントを使用することで、特定の名前の範囲の変数を明示的にDecimal型として宣言することなく、自動的にDecimal型として扱うことができます。これにより、コードの冗長性を減少させることができ、高精度な数値計算を効率的に行うことが可能となります。
構文
DefDec 範囲リスト
パーツ
- 範囲リスト: Decimal型として扱いたい変数の名前の範囲を指定します。
サンプルプロシージャ
DefDec A-C Sub TestDefDec() Dim AValue, BValue, CValue AValue = 123.456789012345678901234567890 BValue = 789.012345678901234567890123456 CValue = AValue + BValue MsgBox "AValue: " & AValue & vbCrLf & "BValue: " & BValue & vbCrLf & "CValue: " & CValue End Sub
この例では、変数 AValue, BValue, CValue は自動的にDecimal型として扱われます。それらの変数を使用して高精度な数値の加算を行い、その結果をメッセージボックスで表示しています。
関連するステートメントや関数
- DefBool: Boolean型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefByte: Byte型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefInt: Integer型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefDate: Date型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefDbl: Double型の変数を宣言するためのステートメント。
注意事項
- DefDec ステートメントはモジュールの先頭に配置する必要があります。
- DefDec で宣言した範囲の変数は、その後のコード内で別の型として再宣言することはできません。
- Decimal型は非常に高い精度を持つ数値型であり、特定の範囲内の値のみを受け入れることができます。