DefDbl ステートメントの解説
概要
DefDbl ステートメントは、指定した変数の名前の範囲をDouble型として自動的に宣言するためのステートメントです。
意義
DefDbl ステートメントを使用することで、特定の名前の範囲の変数を明示的にDouble型として宣言することなく、自動的にDouble型として扱うことができます。これにより、コードの冗長性を減少させることができ、倍精度の浮動小数点数の操作や計算を効率的に行うことが可能となります。
構文
DefDbl 範囲リスト
パーツ
- 範囲リスト: Double型として扱いたい変数の名前の範囲を指定します。
サンプルプロシージャ
DefDbl A-C Sub TestDefDbl() Dim AValue, BValue, CValue AValue = 123.456 BValue = 789.012 CValue = AValue + BValue MsgBox "AValue: " & AValue & vbCrLf & "BValue: " & BValue & vbCrLf & "CValue: " & CValue End Sub
この例では、変数 AValue, BValue, CValue は自動的にDouble型として扱われます。それらの変数を使用して浮動小数点数の加算を行い、その結果をメッセージボックスで表示しています。
関連するステートメントや関数
- DefBool: Boolean型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefByte: Byte型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefInt: Integer型の変数を宣言するためのステートメント。
- DefDate: Date型の変数を宣言するためのステートメント。
注意事項
- DefDbl ステートメントはモジュールの先頭に配置する必要があります。
- DefDbl で宣言した範囲の変数は、その後のコード内で別の型として再宣言することはできません。
- Double型の変数は、特定の範囲内の値のみを受け入れることができます。