Excel VBAにおけるFont.Underline プロパティの使用方法
Excel VBAの Font.Underline
プロパティは、セルの文字列の下線の種類を取得または設定するためのプロパティです。
使用方法
このプロパティを利用することで、セル内のテキストにさまざまなスタイルの下線を適用したり、下線を削除することができます。
引数・パラーメータ
Font.Underline
プロパティには以下の設定値が利用できます:
- xlUnderlineStyleNone: 下線なし
- xlUnderlineStyleSingle: 一重下線
- xlUnderlineStyleDouble: 二重下線
- xlUnderlineStyleSingleAccounting: 会計用一重下線
- xlUnderlineStyleDoubleAccounting: 会計用二重下線
サンプルコード
以下は、アクティブセルのテキストに一重下線を設定するサンプルコードです。
Sub SetSingleUnderlineToActiveCell()
ActiveCell.Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
MsgBox "アクティブセルのテキストに一重下線を設定しました。"
End Sub
動的な機能を持つサンプルコード
以下のサンプルコードは、ユーザーからの入力に基づいて指定されたセルに下線を追加するものです。
Sub DynamicUnderlineSetting()
Dim rngAddress As String
Dim underlineType As Integer
rngAddress = InputBox("下線を追加するセルのアドレスを入力してください:", "セルアドレスの入力")
underlineType = InputBox("下線のタイプを選択してください:" & vbCrLf & _
"1: 一重下線" & vbCrLf & _
"2: 二重下線" & vbCrLf & _
"3: 会計用一重下線" & vbCrLf & _
"4: 会計用二重下線", "下線のタイプ選択")
Select Case underlineType
Case 1
Range(rngAddress).Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
Case 2
Range(rngAddress).Font.Underline = xlUnderlineStyleDouble
Case 3
Range(rngAddress).Font.Underline = xlUnderlineStyleSingleAccounting
Case 4
Range(rngAddress).Font.Underline = xlUnderlineStyleDoubleAccounting
Case Else
MsgBox "無効な選択です。"
Exit Sub
End Select
MsgBox rngAddress & "のセルのテキストに下線を設定しました。"
End Sub
このサンプルコードを実行すると、ユーザーが入力したセルアドレスと下線のタイプに応じて下線が設定されます。
まとめ
Excel VBAの Font.Underline
プロパティを利用することで、セル内のテキストにさまざまなスタイルの下線を追加したり、下線を削除することができます。この機能を活用することで、Excelシートの表示をさらにカスタマイズし、情報をより効果的に伝えることができます。