Excel VBAにおけるThemeFont プロパティの使用方法

Excel VBAの ThemeFont プロパティは、セルやオブジェクトのテーマに基づくフォントを取得または設定するためのプロパティです。このプロパティを使用することで、一貫性のあるデザインのドキュメントを作成することができます。

使用方法

ThemeFont プロパティは、セルのフォントをテーマに基づいて取得または設定します。値はXlThemeFont列挙型の定数で指定します。

XlThemeFontの値

• xlThemeFontMajor – 主要なテーマフォント
• xlThemeFontMinor – 補助的なテーマフォント

サンプルコード

以下はThemeFont プロパティを使用して、A1セルのフォントを主要なテーマフォントに設定するサンプルコードです。

Sub SetCellThemeFont()
    ActiveSheet.Range("A1").Font.ThemeFont = xlThemeFontMajor
End Sub
    

このサンプルコードを実行すると、A1セルのフォントが主要なテーマフォントに変わります。

動的な機能を持つサンプルコード

以下のサンプルコードは、ユーザーにセルのアドレスとテーマフォントの種類を入力してもらい、指定されたセルのフォントを変更するものです。

Sub SetSpecifiedCellThemeFont()
    Dim cellAddress As String
    Dim themeFontType As Integer

    cellAddress = InputBox("テーマフォントを変更したいセルのアドレスを入力してください。")
    themeFontType = InputBox("設定したいテーマフォントの種類を入力してください（1: 主要、2: 補助）")

    If cellAddress <> "" And (themeFontType = 1 Or themeFontType = 2) Then
        ActiveSheet.Range(cellAddress).Font.ThemeFont = themeFontType
        MsgBox cellAddress & "セルのフォントを指定されたテーマフォントに変更しました。"
    Else
        MsgBox "セルアドレスまたはテーマフォントの種類が正しく入力されませんでした。"
    End If
End Sub
    

このサンプルコードを実行すると、入力ボックスが表示され、ユーザーがセルのアドレスとテーマフォントの種類を入力することができます。

まとめ

Excel VBAの ThemeFont プロパティを活用することで、テーマに基づくフォントの設定や変更が容易になります。これにより、一貫性とプロフェッショナルなデザインのExcelドキュメントを作成することが可能となります。