Excel VBAのRowsプロパティについて
Excel VBAにおけるRows
プロパティは、ワークシート内のすべての行や特定の行を参照するためのプロパティです。このプロパティを使用すると、行全体に対して操作を適用することができます。
Rowsプロパティの基本的な使い方
Rows
プロパティは、単独で使用するか、インデックス番号やアドレスを指定して特定の行を参照することができます。
プロパティの使用例
全ての行を参照する場合:
Rows
特定の行を参照する場合:
Rows(3) ' 3番目の行を参照
Rows("3:5") ' 3番目から5番目の行を参照
Rowsプロパティの活用サンプルコード
サンプルコード1: 選択範囲の次の行を黄色にする
Sub HighlightNextRow()
Dim lastRow As Long
lastRow = Selection.Rows(Selection.Rows.Count).Row
Rows(lastRow + 1).Interior.Color = vbYellow
End Sub
このサンプルコードは、選択された範囲の最後の行の次の行を黄色にハイライトします。
サンプルコード2: 全ての空白の行を非表示にする
Sub HideEmptyRows()
Dim rng As Range
Dim cell As Range
Dim isEmptyRow As Boolean
Set rng = ActiveSheet.UsedRange
For Each cell In rng.Columns(1).Cells
isEmptyRow = Application.WorksheetFunction.CountA(cell.EntireRow) = 0
If isEmptyRow Then
cell.EntireRow.Hidden = True
End If
Next cell
End Sub
このサンプルコードは、ワークシート内のすべての空白の行を非表示にします。
Rows
プロパティは、Excelの行に対する操作を簡単かつ効果的に実行するための重要なツールです。上記のサンプルコードを参考にして、自身のニーズに合わせてカスタマイズして使用してください。