RowHeightプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAのRange.RowHeightプロパティについて

Range.RowHeightプロパティは、指定された範囲の行の高さを取得または設定するためのプロパティです。

Range.RowHeightの基本的な使い方

このプロパティを使用すると、特定の範囲の行の高さを簡単に調整することができます。

プロパティの取得

指定した範囲の行の高さを取得するには、以下のように記述します:


    Dim height As Double
    height = Range("A1").RowHeight
    

プロパティの設定

指定した範囲の行の高さを設定するには、以下のように記述します:


    Range("A1:A10").RowHeight = 40
    

上記のコードは、A1からA10までの行の高さを40ポイントに設定します。

Range.RowHeightの活用サンプルコード

サンプルコード1: 選択範囲の行の高さを2倍にする


    Sub DoubleRowHeight()
        Dim rng As Range
        Set rng = Selection
        rng.RowHeight = rng.RowHeight * 2
    End Sub
    

このサンプルコードは、選択された範囲の行の高さを現在の2倍に設定します。

サンプルコード2: 全ての空白のセルの行の高さを最小にする


    Sub MinimizeEmptyRows()
        Dim rng As Range
        Dim cell As Range
        Set rng = ActiveSheet.UsedRange

        For Each cell In rng
            If IsEmpty(cell.Value) Then
                cell.RowHeight = 5
            End If
        Next cell
    End Sub
    

このサンプルコードは、ワークシート内のすべての空白のセルの行の高さを5ポイントに設定します。これにより、データが入力されていない行が目立たなくなります。

Range.RowHeightプロパティは、Excelシートの見た目を調整する際に非常に便利です。上記のサンプルコードを参考にして、実際のタスクに応用してみてください。