Excel VBAのRowプロパティについて

Excel VBAのRowプロパティは、特定のセルまたは範囲が存在する行の番号を取得するためのプロパティです。このプロパティは読み取り専用であり、セルの行番号を変更することはできません。

Rowプロパティの基本的な使い方

特定のセルの行番号を取得する場合、Rowプロパティを使用します。例として、セル”A1″の行番号を取得する方法は以下のようになります:

    Dim rowNum As Integer
    rowNum = Range("A1").Row
    

上記のコードでrowNumには「1」が代入されます。

Rowプロパティの活用サンプルコード

サンプルコード1: 選択されたセルの行番号をメッセージボックスで表示する

    Sub DisplaySelectedRowNumber()
        Dim selectedRow As Long
        selectedRow = ActiveCell.Row
        MsgBox "選択されたセルの行番号は " & selectedRow & " 行目です。"
    End Sub
    

このサンプルコードは、選択されているセルの行番号をメッセージボックスで表示します。

サンプルコード2: 選択範囲の最初と最後の行番号を取得する

    Sub GetFirstAndLastRowOfSelection()
        Dim firstRow As Long, lastRow As Long
        firstRow = Selection.Row
        lastRow = firstRow + Selection.Rows.Count - 1
        MsgBox "選択範囲は " & firstRow & " 行目から " & lastRow & " 行目までです。"
    End Sub
    

このサンプルコードは、選択されている範囲の最初と最後の行番号をメッセージボックスで表示します。

Rowプロパティは、行に関する操作や情報取得の際に非常に便利です。上記のサンプルコードを参考にして、Excelの行に関連するVBAスクリプトを効率的に作成してみてください。