Excel VBA: Range.Name プロパティの使用方法

Excel VBAでは、Range.Name プロパティを使用して、セル範囲に名前をつけたり取得したりすることができます。このプロパティは読み取り専用であり、セル範囲に既に名前が設定されている場合にその名前を取得することができます。

Range.Name プロパティの基本的な使用法

Range.Name プロパティの基本的な使用法を以下に示します。

Sub ShowRangeName()
    Dim rng As Range
    Set rng = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1:B2")
    rng.Name = "MyRange"
End Sub

このコードでは、Worksheet オブジェクトを定義し、A1からB2の範囲をそのオブジェクトに割り当て、”MyRange”という名前をつけます。

Range.Name プロパティで範囲の名前を取得する

既に名前が設定されているセル範囲からその名前を取得するには、Range.Name プロパティを使用します。以下にそのサンプルコードを示します。

Sub GetRangeName()
    Dim rng As Range
    Set rng = ThisWorkbook.Names("MyRange").RefersToRange
    MsgBox "名前付き範囲 'MyRange' は " & rng.Address & " に対応しています。", vbInformation
End Sub

このコードは、名前付き範囲「MyRange」のセル範囲を取得し、そのアドレスをメッセージボックスで表示します。vbInformationオプションを使用して、メッセージボックスが情報記号とともに表示されるようにしています。。

以上がRange.Name プロパティの基本的な使用法とその応用です。これらの概念を理解し活用することで、Excel VBAによるセル範囲操作がより柔軟で強力になります。