PatternColorプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAのPatternColorプロパティについて

Excel VBAでは、セルや範囲の塗りつぶしパターンの色を設定するためにPatternColorプロパティを使用します。このプロパティを使用すると、RGB(赤、緑、青)の値を指定して塗りつぶしパターンの色を設定することができます。

PatternColorの基本的な使用法

PatternColorプロパティは、RGB関数と一緒に使用します。RGB関数は、0から255の範囲の値を引数に取り、その組み合わせで色を生成します。

以下に基本的な使用例を示します。


    Sub SetPatternColor()
        Range("A1").Interior.Pattern = xlGray75
        Range("A1").Interior.PatternColor = RGB(255, 0, 0) ' 赤色
    End Sub
    

上記のサンプルコードでは、A1セルの塗りつぶしパターンをGray75に設定し、その色を赤色に設定しています。

PatternColorプロパティの動的な使用

以下に、PatternColorプロパティを動的に使用して、範囲内のセルの色を変更するサンプルコードを示します。


    Sub ChangePatternColor()
        Dim rng As Range
        Dim cell As Range

        Set rng = Range("A1:C10")
        rng.Interior.Pattern = xlGray75

        For Each cell In rng
            cell.Interior.PatternColor = RGB(Int((255 - 0 + 1) * Rnd + 0), Int((255 - 0 + 1) * Rnd + 0), Int((255 - 0 + 1) * Rnd + 0))
        Next cell
    End Sub
    

上記のサンプルコードは、A1からC10の範囲の各セルにGray75のパターンとランダムな色を適用します。このように、PatternColorプロパティを活用することで、範囲内のセルの塗りつぶしの色をダイナミックに変更することが可能です。