Pathプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAのPathプロパティについて

Excel VBAでは、WorkbookやWorksheetなどのオブジェクトが存在するファイルの完全なパスを取得するためにPathプロパティを使用します。

Pathの基本的な使用法

Pathプロパティは引数やパラメータを必要とせず、直接使用することができます。このプロパティは読み取り専用で、値を変更することはできません。以下に基本的な使用例を示します。


    Sub GetWorkbookPath()
        Dim path As String
        path = ThisWorkbook.Path
        MsgBox "このワークブックのパスは " & path & " です。"
    End Sub
    

上記のサンプルコードでは、現在のワークブックのパスを取得し、その情報をメッセージボックスで表示しています。

Pathプロパティの動的な使用

以下に、Pathプロパティを動的に使用して、開いている全てのワークブックのファイルパスを一覧表示するサンプルコードを示します。


    Sub ListAllWorkbookPaths()
        Dim wb As Workbook
        For Each wb In Application.Workbooks
            Debug.Print "ワークブック名: " & wb.Name & ", パス: " & wb.Path
        Next wb
    End Sub
    

上記のサンプルコードは、開いている全てのワークブックの名前とそれぞれのファイルパスをイミディエイトウィンドウへ表示します。このように、Pathプロパティを活用することで、各ワークブックのファイルパスを容易に取得することが可能です。