Leftプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAのLeft プロパティについて

Excel VBAのLeftプロパティは、指定したオブジェクトの左端の位置を表すプロパティです。オブジェクトが親オブジェクトからの相対的な位置をポイント単位で表します。

1. 使用方法

Leftプロパティの基本的な使用方法は以下の通りです。


ActiveSheet.Shapes("ShapeName").Left = 100

上記のコードは、アクティブシート上の名前が”ShapeName”の形状の左端を親オブジェクト(ここではワークシート)から100ポイント離れた位置に設定します。

2. 引数・パラメータ

Leftプロパティには以下のパラメータを設定することができます。

  • Single: 親オブジェクトからの左端の位置をポイント単位で指定します。数値を直接指定するか、変数を使用して指定することができます。

3. Leftプロパティを使用したサンプルコード

3.1 形状の左端の位置を設定する


Sub SetShapeLeftPosition()
    ActiveSheet.Shapes("MyShape").Left = 100
End Sub

上記のサブプロシージャは、アクティブシート上の名前が”MyShape”の形状の左端を親オブジェクトから100ポイント離れた位置に設定します。

3.2 形状の左端の位置を動的に変更する


Sub ChangeShapeLeftPosition()
    Dim leftPosition As Single
    leftPosition = InputBox("左端の位置を入力してください")
    ActiveSheet.Shapes("MyShape").Left = leftPosition
End Sub

上記のサブプロシージャは、ユーザーからの入力を受け取り、その入力をアクティブシート上の名前が”MyShape”の形状の左端の位置に設定します。

4. まとめ

Leftプロパティは、Excel VBAでオブジェクトの左端の位置を制御するための便利なツールです。これにより、ユーザーはオブジェクトの配置を細かく制御することが可能となります。