Excel VBAにおけるChart.HasLegend プロパティの詳細な解説
Chart.HasLegend プロパティは、Chartオブジェクトに対して凡例が存在するか否かを示す真偽値(Boolean)を取得または設定するためのプロパティです。値がTrueであればチャートには凡例が存在し、Falseであれば存在しません。
使用方法
HasLegend プロパティは、次のようにしてChartオブジェクトに対して使用します。
ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.HasLegend
サンプルコード
以下に、Chart.HasLegend プロパティを使った簡単なサンプルコードを示します。
Sub ToggleChartLegend() Dim chrt As Chart Set chrt = ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart ' チャートの凡例の表示状態を切り替える chrt.HasLegend = Not chrt.HasLegend End Sub
このサンプルコードでは、「ToggleChartLegend」サブプロシージャは、ActiveSheet上の最初のChartObject(チャート)の凡例の表示状態を切り替えます。凡例が表示されていれば非表示にし、非表示であれば表示させます。
注意点
このHasLegend プロパティは、存在するチャートに対してのみ適用可能であり、チャートが存在しない場合や、指定したチャートが存在しない場合にはエラーとなります。したがって、実際のコード作成時には、存在チェックなどのエラーハンドリングを適切に行う必要があります。