FreezePanesプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBA: FreezePanes プロパティ

FreezePanes プロパティは、Excelのウィンドウで行や列を固定するために使用されます。これはユーザーがスクロールしても特定の行や列を表示したままにするための機能です。

基本的な使用方法

固定を設定または解除するためには、まずアクティブセルを固定したい行や列のすぐ下または右に移動させます。その後、FreezePanesプロパティを True に設定します。

以下に具体的なコードを示します。


Sub FreezeFirstRow()
    ActiveWindow.FreezePanes = False
    Range("A2").Select
    ActiveWindow.FreezePanes = True
End Sub

このコードは最初の行を固定します。初めに FreezePanesFalse に設定して任意の固定を解除し、その後アクティブセルを A2 に移動します。最後に FreezePanesTrue に設定して固定を行います。

固定の切り替え

固定の状態を切り替えることも可能です。以下にその方法を示します。


Sub ToggleFreezePanes()
    With ActiveWindow
        .FreezePanes = Not .FreezePanes
    End With
End Sub

このコードでは、FreezePanes プロパティの値を反転させることで固定の状態を切り替えています。現在固定されている場合は固定を解除し、固定されていない場合は固定します。

しかし、このコードが正しく機能するためには、アクティブセルが固定したい行や列のすぐ下または右に位置する必要があります。