FreeSpaceプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAのFreeSpace プロパティについて

FreeSpace プロパティは、ドライブの利用可能な空き領域をバイト単位で取得するためのプロパティです。このプロパティはFileSystemObjectのDriveオブジェクトに属しています。

FreeSpace プロパティの基本的な使用方法

以下に FreeSpace プロパティの基本的な使用方法を示します。


Sub CheckFreeSpace()
    Dim fso As Object
    Dim drv As Object
    Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
    Set drv = fso.GetDrive("C:")
    MsgBox "Drive C: has " & drv.FreeSpace & " bytes free."
End Sub

上記のサンプルコードでは、FreeSpace プロパティを使用して、Cドライブの利用可能な空き領域を取得し、その値をメッセージボックスで表示します。

FreeSpace プロパティを使った動的なサンプルコード

次に、FreeSpace プロパティを使った動的なサンプルコードを示します。


Sub CheckAllDrivesFreeSpace()
    Dim fso As Object
    Dim drv As Object
    Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
    For Each drv In fso.Drives
        MsgBox "Drive " & drv.DriveLetter & ": has " & drv.FreeSpace & " bytes free."
    Next drv
End Sub

上記のサンプルコードでは、FileSystemObjectのDrivesコレクションを使用して、すべてのドライブの利用可能な空き領域を取得し、それぞれのドライブの空き領域をメッセージボックスで表示します。

注意: FreeSpace プロパティは、バイト単位で空き領域を返します。より分かりやすい単位(KB, MB, GBなど)に変換するには、適切な数で割ります。たとえば、KB単位の空き領域を取得するには、FreeSpaceの値を1024で割ります。