Excel VBAのBottomMarginプロパティについて
Excel VBAにおける「BottomMargin」プロパティは、印刷時のページの下のマージン(余白)を設定するためのものです。これは、Worksheetオブジェクトのプロパティであり、単位はポイントで指定します。
基本的な使用方法
BottomMarginプロパティの基本的な使用方法は以下の通りです:
ActiveSheet.PageSetup.BottomMargin = [マージンの値]
ここで、「[マージンの値]」には、設定したいマージンの大きさをポイントで指定します。1cm = 28.35ポイント、1インチ = 72ポイントであることを念頭に置いてください。
サンプルコード1: ボトムマージン(下部の余白)を設定
Sub SetBottomMargin()
' ボトムマージンを1インチ(72ポイント)に設定
ActiveSheet.PageSetup.BottomMargin = 72
End Sub
このサンプルコードでは、ActiveSheet(現在アクティブなシート)のボトムマージンを1インチに設定しています。これにより、印刷時の下の余白が1インチになります。1cmにするならば28.35を設定します(例:ActiveSheet.PageSetup.BottomMargin = 1 * 28.35
)。
サンプルコード2: ボトムマージンの値を取得
Sub GetBottomMargin()
' ボトムマージンの値を取得して、メッセージボックスに表示
MsgBox ActiveSheet.PageSetup.BottomMargin
End Sub
このサンプルコードでは、ActiveSheetのボトムマージンの現在の値を取得し、「ポイント」をメッセージボックスに表示しています。これにより、現在のボトムマージンの値を確認することができます。cmで表示するには値を28.35で割って下さい
(例:MsgBox ActiveSheet.PageSetup.BottomMargin / 28.35
)。
まとめ
以上がExcel VBAのBottomMarginプロパティの基本的な使い方となります。これらの基本的な手法を組み合わせることで、より詳細な印刷レレイアウトの制御が可能となります。特に、複数ページにわたる大規模なデータの印刷を行う際には、各ページのマージンを適切に設定することで見易さが格段に向上します。Excel VBAの「BottomMargin」プロパティを活用して、印刷設定をより細かく調整しましょう。