Excel VBA: Workbooks.Open メソッドについて
VBAのWorkbooks.Openメソッドは、Excelワークブックを開くためのメソッドです。このメソッドは多くの引数を持つことが可能で、これにより多様なシナリオに対応できます。
基本的な使用法
Workbooks.Openメソッドの最も基本的な使用法は以下の通りです:
Workbooks.Open(Filename, [UpdateLinks], [ReadOnly], [Format], [Password], [WriteResPassword], [IgnoreReadOnlyRecommended], [Origin], [Delimiter], [Editable], [Notify], [Converter], [AddToMru], [Local], [CorruptLoad])
主な引数について
- Filename: 開くワークブックのフルパスを指定します。
- UpdateLinks: リンクをどのように更新するかを指定します。可能な値は、0(リンクを更新しない)、1(Excel起動時にユーザーに尋ねる)、2(自動的に更新する)、3(レポートを表示する)です。
- ReadOnly: ワークブックを読み取り専用として開くかどうかを指定します。TrueまたはFalseを指定します。
- Password, WriteResPassword: ワークブックを開くためのパスワード、書き込み予約パスワードを指定します。
- IgnoreReadOnlyRecommended: ワークブックが読み取り専用としてマークされていても無視して開くかどうかを指定します。TrueまたはFalseを指定します。
サンプルコード
以下に、Workbooks.Openメソッドを使用してワークブックを開く基本的なVBAのSubプロシージャを示します。
Sub OpenWorkbook()
Dim FilePath As String
Dim wb As Workbook
FilePath = "C:\temp\sample.xlsx"
Set wb = Workbooks.Open(FilePath)
MsgBox "Opened Workbook: " & wb.Name
End Sub
このサンプルコードは”C:\temp\sample.xlsx”というパスのワークブックを開き、その名前をメッセージボックスで表示します。Workbooks.Openメソッドの戻り値は開かれたWorkbookオブジェクトであり、この例ではそれをwb変数に格納しています。