Excel VBA: Worksheet.Unprotect メソッドの解説と使用例

Excel VBAにおけるWorksheet.Unprotectメソッドは、ワークシートの保護を解除するためのメソッドです。ワークシートの保護は、データの編集や削除を制限し、ユーザーが誤って情報を変更したり削除したりすることを防ぐために使用されます。

構文

WorksheetObject.Unprotect([Password])

Worksheet.Unprotectメソッドでは、任意の引数としてパスワードを指定することが可能です。パスワードを指定した場合、そのパスワードを知っているユーザーのみがワークシートの保護を解除できます。

サンプルコード

以下に、Worksheet.Unprotectメソッドの使用例を示します。

    Sub UnprotectWorksheet()
        ' ワークシートを変数に設定
        Dim ws As Worksheet
        Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
        
        ' ワークシートの保護を解除
        ws.Unprotect Password:="password"
    End Sub
    

このコードでは、まず”Sheet1″という名前のワークシートを指定しています。次に、パスワード”password”を指定してWorksheet.Unprotectメソッドを使用し、ワークシートの保護を解除します。これにより、このワークシート上のデータの編集や削除が可能となります。

注意点

Worksheet.Unprotectメソッドを使用して保護を解除するには、元々設定されていたパスワードが必要です。パスワードを忘れてしまった場合、保護を解除することはできませんので、パスワードは忘れずに管理してください。