Excel VBA: PrintPreview メソッド

Excel VBAのPrintPreviewメソッドは、ワークシート、ワークブック、または指定した範囲の印刷プレビューモードを開くために使用されます。これにより、実際に印刷を行う前に、印刷の結果を確認することができます。

PrintPreview メソッドの基本的な構文

PrintPreviewメソッドの基本的な構文は次のとおりです:


    expression.PrintPreview(EnableChanges)

EnableChanges：オプションです。Trueを指定すると、印刷プレビュー中にページ設定の変更が可能になります。この引数が省略された場合、またはFalseが指定された場合は、ページ設定の変更は不可となります。

PrintPreview メソッドを使用して、アクティブなシートの印刷プレビューを開く基本的なコードは以下のようになります。


    Sub SimplePrintPreviewExample()
        ActiveSheet.PrintPreview
    End Sub

このコードは、アクティブなシートの印刷プレビューを開きます。PrintPreviewメソッドに引数を指定していないため、印刷プレビュー中のページ設定の変更は不可となります。

PrintPreviewメソッドにパラメータを指定することで、印刷プレビュー中のページ設定の変更を許可/不許可を切り替えることが可能です。以下に、パラメータを指定したサンプルコードを示します。


    Sub DetailedPrintPreviewExample()
        ActiveSheet.PrintPreview EnableChanges:=False
    End Sub

このコードでは、アクティブシートの印刷プレビューを開きますが、印刷プレビュー中のページ設定の変更を不許可にしています。