PivotTablesメソッド解説(Excel VBA)

Excel VBA: Worksheet.PivotTables メソッド

Worksheet.PivotTablesメソッドは、特定のワークシート上にあるすべてのピボットテーブルを表すPivotTablesオブジェクトを返します。これにより、VBAを使用してプログラム的にピボットテーブルを管理することが可能になります。

基本的な使用方法

次のように、Worksheet.PivotTablesメソッドを使用してワークシートのすべてのピボットテーブルにアクセスすることができます。


    Dim pvtTable As PivotTable
    For Each pvtTable In Worksheets("Sheet1").PivotTables
        'ここに処理を記述する
    Next pvtTable

このコードは、”Sheet1″という名前のワークシートにあるすべてのピボットテーブルをループします。各ピボットテーブルは、pvtTable変数に格納され、その変数を使用して各ピボットテーブルに対する操作を行うことができます。

ピボットテーブルの名前を出力するサンプルコード

次の例では、ワークシート上のすべてのピボットテーブルの名前をメッセージボックスに表示します。


    Sub ListPivotTableNames()
        Dim pvtTable As PivotTable
        For Each pvtTable In Worksheets("Sheet1").PivotTables
            MsgBox pvtTable.Name
        Next pvtTable
    End Sub

このコードは、”Sheet1″ワークシートのすべてのピボットテーブルをループし、各ピボットテーブルの名前をメッセージボックスに表示します。

注意点

PivotTablesメソッドを使用する際には、指定したワークシートにピボットテーブルが存在することを確認してください。存在しない場合は、エラーが発生します。これを回避するためには、ワークシートにピボットテーブルが存在するかどうかをチェックするコードを実装することが必要です。