Groupメソッド解説(Excel VBA)

Excel VBA: Groupメソッドの解説

VBAのGroupメソッドは、複数のオブジェクトをグループ化するために使用されます。これは、Excelのシート上で複数の図形やオブジェクトを一つのグループとして扱うために便利です。

基本的な使用方法

Groupメソッドは、通常、シェイプズコレクションまたは図形の配列に対して使用されます。このメソッドを呼び出すと、指定した図形が一つのグループにまとめられます。


    Sub GroupShapes()
        Dim shpGroup As Shape

        Set shpGroup = ActiveSheet.Shapes.Range(Array("Rectangle 1", "Rectangle 2")).Group

        shpGroup.Fill.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
    End Sub
    

このコードでは、”Rectangle 1″と”Rectangle 2″という名前の二つの図形を一つのグループにまとめています。その後、そのグループの塗りつぶしの色を赤に変更しています。

注意点

使用するオブジェクトはすべて同じワークシートに存在しなければならないという点に注意が必要です。

引数について

Groupメソッド自体には引数はありませんが、通常はShapes.Rangeメソッドと組み合わせて使用されます。このRangeメソッドでは、引数として図形の名前の配列を取ります。

戻り値

Groupメソッドの戻り値は、新しく作成されたグループを表すShapeオブジェクトです。これにより、新たなグループに対して直接操作を行うことが可能になります。