Excel VBAにおけるGetFileメソッドの使い方
Excel VBAの中には、操作を助ける多くの組み込みメソッドが存在します。その中の一つが「GetFile」メソッドです。この記事では、このGetFileメソッドについて詳しく解説していきます。
GetFileメソッドとは何か?
GetFileメソッドは、FileSystemObjectオブジェクトのメソッドであり、指定されたパスにあるファイルを表すFileオブジェクトを返します。これを用いることで、指定したパスのファイルに対して、各種操作を行うことができます。
GetFileメソッドの基本的な使い方
GetFileメソッドは次のような形式で使用します:
Set FileObject = FileSystemObject.GetFile(pathname)
ここで、pathnameは取得したいファイルのフルパス(絶対パス)を文字列で指定します。
GetFileメソッドを使用したサンプルコード
以下に、GetFileメソッドを用いて特定のファイルの情報を取得する基本的なサンプルコードを示します。
Sub GetFileInfo()
Dim fso As Object
Dim file As Object
' FileSystemObjectの作成
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
' GetFileメソッドでファイルを取得
Set file = fso.GetFile("C:\temp\sample.txt")
' ファイル情報の表示
MsgBox "Name: " & file.Name & vbCrLf & _
"Size: " & file.Size & vbCrLf & _
"DateLastModified: " & file.DateLastModified
End Sub
このコードは、FileSystemObjectを作成し、GetFileメソッドを使用して特定のファイルを取得します。取得したファイルの名前、サイズ、最終更新日時をメッセージボックスに表示します。
以上が、Excel VBAのGetFileメソッドの基本的な解説と使用例です。特定のファイルに対する操作を行う際には、このGetFileメソッドが非常に便利であることを覚えておいてください。