Excel VBAのFollowHyperlinkメソッドについて
Excel VBAでは、FollowHyperlinkメソッドを使って、特定のURLまたはファイルパスへのハイパーリンクを開くことができます。このメソッドはExcelのセルに入力されたハイパーリンクを開くだけでなく、特定のURLやファイルへのリンクを動的に生成して開くことも可能です。
FollowHyperlinkメソッドの基本構文
FollowHyperlinkメソッドの基本的な構文は以下のようになります:
ActiveWorkbook.FollowHyperlink (Address, SubAddress, NewWindow, AddHistory, ExtraInfo, Method, HeaderInfo)
このメソッドのパラメータは以下のとおりです:
- Address:開くハイパーリンクのアドレス(URLまたはファイルパス)を指定します。これは必須のパラメータです。
- SubAddress:ハイパーリンク先のExcelワークブック内の特定のセルや範囲を指定します(オプション)。
- NewWindow:新しいウィンドウでリンクを開くかどうかを指定します(オプション)。
- AddHistory:リンクを履歴に追加するかどうかを指定します(オプション)。
- ExtraInfo:POSTメソッドで送信する追加情報を指定します(オプション)。
- Method:ExtraInfoを送信する方法を指定します(オプション)。
- HeaderInfo:HTTPヘッダー情報を指定します(オプション)。
サンプルコード
以下に、FollowHyperlinkメソッドを使用してGoogleのホームページを開くサンプルコードを示します:
Sub OpenGoogleHomepage()
ActiveWorkbook.FollowHyperlink "https://www.google.com"
End Sub
このコードを実行すると、既定のウェブブラウザでGoogleのホームページが開きます。これはFollowHyperlinkメソッドの最も基本的な使用例であり、Addressパラメータにハイパーリンクを指定しています。
このように、FollowHyperlinkメソッドを使うと、Excel VBAから直接ウェブページを開いたり、特定のファイルを開いたりすることができます。これにより、Excel VBAのマクロから情報を収集したり、ユーザーに特定の情報を提供したりする際に、より大きな柔軟性を得ることができます。