Excel VBAのDeleteメソッドについて

Excel VBAにおけるDeleteメソッドは、Excelのオブジェクト（セル、行、列、シートなど）を削除するためのメソッドです。使い方は非常にシンプルで、削除したいオブジェクトに対してこのメソッドを呼び出すだけです。

基本構文

    Object.Delete

ここで、Objectは必須のパラメータで、削除するオブジェクトを指定します。例えば、行を削除する場合、Objectは行を表すRangeオブジェクトになります。

以下に、”Sheet1″の範囲A1:B10を削除するサンプルコードを示します：

    Sub DeleteRange()
        Worksheets("Sheet1").Range("A1:B10").Delete
    End Sub

このサンプルコードを実行すると、”Sheet1″のA1:B10範囲のセルが削除されます。削除されたセルの下にあったセルが上に移動し、空いたスペースを埋めます。削除操作は元に戻すことができないので、このメソッドを使用する際は注意が必要です。

以上がDeleteメソッドの基本的な使い方となります。このメソッドを活用することで、Excelのセルや範囲を効率的に削除することができます。ただし、削除は取り消し不能な操作なので、使用する際は注意が必要です。