AutoFilterメソッド解説(Excel VBA)

Excel VBA: AutoFilterメソッドについて

Excel VBAのAutoFilterメソッドは、リスト内のデータをフィルタリングするために使用されます。このメソッドを使うことで、特定の条件に一致するデータのみを表示したり、特定の範囲のデータを抽出したりすることが可能です。

AutoFilterメソッドの基本的な構文


    Range.AutoFilter(Field, Criteria1, Operator, Criteria2, VisibleDropDown)
    

引数の説明

  • Field: フィルタリングするフィールド(列)の番号を指定します。
  • Criteria1: フィールドに適用する条件を指定します。
  • Operator: 複数の条件を組み合わせるための演算子を指定します。省略可能で、省略した場合は And 演算子が適用されます。
  • Criteria2: Operatorで指定した演算子と共に使用する2つ目の条件を指定します。Operatorを指定した場合のみ使用します。
  • VisibleDropDown: オートフィルタのドロップダウンアローを表示するかどうかを指定します。省略可能で、省略した場合は True が適用されます。

サンプルコード

以下に、AutoFilterメソッドを用いてデータをフィルタリングする簡単なサンプルコードを示します。


    Sub AutoFilterSample()
        Range("A1:C10").AutoFilter Field:=1, Criteria1:=">30"
    End Sub
    

このコードは、セルA1からC10までの範囲を選択し、その中の第1フィールド(列)に対して、値が30より大きいデータをフィルタリングします。