Excel VBA: Addメソッドの使用例と解説
AddメソッドはExcel VBAで、新しいワークシート、ワークブック、名前範囲などを追加するために使用します。この記事では、その基本的な使用方法と具体的なサンプルコードについて解説します。
基本的な使用方法
Addメソッドは以下の構文で使用します:
expression.Add(Before, After, Count, Type)
ここで、expressionは追加したいオブジェクトの種類によって異なります。例えば、新しいワークシートを追加する場合はWorksheetsオブジェクト、新しいワークブックを追加する場合はWorkbooksオブジェクトを指定します。
各引数の説明は以下の通りです:
- Before: 追加する要素が置かれる位置を指定します。この引数に指定した要素の前に新しい要素が追加されます。
- After: 追加する要素が置かれる位置を指定します。この引数に指定した要素の後に新しい要素が追加されます。
- Count: 追加する要素の数を指定します。省略した場合は1が使用されます。
- Type: 追加する要素の種類を指定します。この引数はWorksheetsコレクションでのみ使用されます。
サンプルコード
以下に、Addメソッドを使用して新しいワークシートを追加するサンプルコードを示します。
Sub AddWorksheetExample()
'新しいワークシートを追加
Worksheets.Add
End Sub
このサンプルコードでは、新しいワークシートが現在のワークブックに追加されます。新しいワークシートはアクティブなワークシートの前に追加されます。
以下に、Addメソッドを使用して新しいワークブックを追加するサンプルコードを示します。
Sub AddWorkbookExample()
'新しいワークブックを追加
Workbooks.Add
End Sub
このサンプルコードでは、新しいワークブックが追加されます。