Tab関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのTab関数について

Excel VBAのTab関数は、Print #ステートメントやWrite #ステートメントで使用され、特定のカラムへの移動を制御します。この関数は、特にテキストファイルへの出力を整形する際に役立ちます。

Tab関数の構文

Tab関数の基本的な構文は次のとおりです:

Tab(column)

ここで、各引数の意味は次のとおりです:

  • column: 移動するカラムの数。正の整数を指定します。

Tab関数の使用例

以下にTab関数の基本的な使用例を示します。

Sub TabExample()
    Open "Sample.txt" For Output As #1
    Write #1, "Hello"; Tab(10); "World"
    Close #1
End Sub

このサンプルコードでは、”Sample.txt”というテキストファイルを作成(または既存のものを開く)し、”Hello”と”World”の間にタブを挿入しています。Tab(10)の部分でタブを設定し、それにより”World”が10カラム目に配置されるようになります。

このように、Tab関数はテキストファイルへの出力を整形するための便利なツールです。特に、カラムベースでの整理が必要な場合には非常に有用です。