Round関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのRound関数について

Excel VBAのRound関数は、数値を指定した桁数に丸める関数です。この関数は、精度を制御するための機能や、特定の桁数に丸めるための計算で使用されます。

Round関数の構文

Round関数の基本的な構文は次のとおりです:

Round(expression, [numdecimalplaces])

引数の詳細は以下の通りです:

  • expression: 丸められる数値を指定します。これは必須の引数です。
  • numdecimalplaces: expressionを丸める桁数を指定します。これはオプションの引数で、省略すると0として扱われます。つまり、整数値に丸められます。

Round関数の使用例

以下にRound関数の基本的な使用例を示します。このサンプルコードでは、Round関数を使用して数値を丸め、その結果をメッセージボックスに表示します。

Sub RoundExample()
    ' Round関数を使用して数値を丸める
    Dim originalValue As Double
    originalValue = 123.4567

    Dim roundedValue As Double
    roundedValue = Round(originalValue, 2)

    ' 丸めた結果をメッセージボックスに表示
    MsgBox originalValue & " を丸めると " & roundedValue & " になります。"
End Sub

このサブルーチンを実行すると、Round関数によって丸められた数値がメッセージボックスに表示されます。この例では、123.4567を小数点以下2桁に丸めて123.46が得られます。

Round関数は、計算結果を特定の精度に丸めるため、金融計算や統計的分析など、様々なアプリケーションで利用できます。