GetObject関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのGetObject関数の詳細解説

GetObject関数は、指定したオブジェクトへの参照を設定するVBA関数です。この関数を使用すると、すでに存在するオブジェクト(たとえば、他のアプリケーションのインスタンス)にアクセスしたり、特定のファイルを特定のアプリケーションで開いたりすることが可能になります。

引数の詳細

  • Pathname: (オプション)オブジェクトを含むファイルの完全なパス。
  • Class: (オプション)オブジェクトのクラスを指定する文字列。アプリケーション名とタイプ名から成ります。

サンプルコード

以下の例では、GetObject関数を使用して既存のExcelインスタンスにアクセスし、そのアクティブなブックの名前をメッセージボックスに表示します。

    Sub GetObjectExample()
        ' GetObject関数を使用して既存のExcelインスタンスにアクセス
        Dim excelApp As Object
        Set excelApp = GetObject(, "Excel.Application")

        ' アクティブなブックの名前を取得し、メッセージボックスに表示
        MsgBox excelApp.ActiveWorkbook.Name
    End Sub

このコードを実行すると、既存のExcelインスタンスにアクセスし、そのアクティブなブックの名前を取得します。この情報は、他のアプリケーションからExcelを操作する際に非常に便利です。GetObject関数を使用することで、他のアプリケーションのオブジェクトに容易にアクセスすることができます。