Excel VBAのFormatNumber関数の詳細解説
FormatNumber関数は、指定された表現形式で数値をフォーマットするためにVBAで使用されます。この関数を使用すると、数値の表示形式を柔軟にカスタマイズすることが可能になります。
引数の詳細
- Expression: 必須。フォーマットしたい数値を指定します。
- NumDigitsAfterDecimal: オプション。小数点以下の桁数を指定します。省略した場合、2桁が使用されます。
- IncludeLeadingDigit: オプション。ゼロを表示するかどうかを決定します。省略した場合、-1(True)が使用されます。
- UseParensForNegativeNumbers: オプション。負の数を括弧で囲むかどうかを決定します。省略した場合、-1(True)が使用されます。
- GroupDigits: オプション。桁区切りを使用するかどうかを決定します。省略した場合、-1(True)が使用されます。
サンプルコード
以下の例では、FormatNumber関数を使用して数値を様々な形式でフォーマットします。
Sub FormatNumberExample() Dim num As Double Dim result As String num = 1234567.8910 ' FormatNumber関数を使用して数値をフォーマット result = FormatNumber(num) ' 結果を表示 MsgBox "デフォルト設定: " & result result = FormatNumber(num, 0) MsgBox "小数点以下の桁数を0に設定: " & result result = FormatNumber(num, , , vbTrue) MsgBox "負の数を括弧で囲む設定: " & result result = FormatNumber(num, , vbFalse) MsgBox "ゼロを非表示に設定: " & result result = FormatNumber(num, , , , vbFalse) MsgBox "桁区切りを非表示に設定: " & result End Sub
このコードを実行すると、一連のメッセージボックスが表示され、指定された数値が様々な形式で表示されます。FormatNumber関数を使用することで、数値の表示形式を簡単にカスタマイズすることができます。