Excel VBAのFormatCurrency関数の詳細解説
FormatCurrency関数は、VBAで通貨形式に数値をフォーマットするために使用されます。この関数を使用すると、数値を通貨として表示するときに、適切な小数点以下の桁数、通貨記号、及び区切り文字を含めることができます。
引数の詳細
- Expression: 必須。通貨としてフォーマットしたい数値を指定します。
- NumDigitsAfterDecimal: オプション。小数点以下に表示する桁数を指定します。デフォルトは -1 で、システムの設定に従います。
- IncludeLeadingDigit: オプション。三つの定数(vbTrue, vbFalse, vbUseDefault)のいずれかを指定します。デフォルトは vbUseDefault で、システムの設定に従います。
- UseParensForNegativeNumbers: オプション。負の数値を括弧で囲むかどうかを指定します。デフォルトは vbUseDefault で、システムの設定に従います。
- GroupDigits: オプション。数値を千単位でグループ化するかどうかを指定します。デフォルトは vbUseDefault で、システムの設定に従います。
サンプルコード
以下の例では、数値を通貨形式に変換し、その結果をメッセージボックスで表示します。
Sub FormatCurrencyExample() Dim result As String ' FormatCurrency関数を使用して数値を通貨形式に変換 result = FormatCurrency(123456.789) ' 結果を表示 MsgBox "通貨形式の数値: " & result End Sub
このコードを実行すると、メッセージボックスが表示され、「通貨形式の数値: ¥123,456.79」と表示されます。このように、FormatCurrency関数を使用すると数値を簡単に通貨形式で表示することができます。
引数を設定して、通貨形式の表示をカスタマイズすることもできます。例えば、小数点以下を3桁にする、負の数値を括弧で囲むなどの設定が可能です。