Excel VBA: Format関数の解説と使用例
Format関数は、Excel VBAで使用できる強力な組み込み関数です。この関数は、特定の書式に従って値を文字列として表示するために使用します。例えば、日付、時間、数値を特定の形式で表示することができます。
構文
Format関数の構文は以下の通りです:
Format(Expression, Format)
- Expression: 書式設定を適用する値を指定します。
- Format: 適用する書式を指定します。このパラメータはオプションで、省略した場合はVBAがデフォルトの書式を適用します。
Format関数の使用例1
以下のサンプルコードは、特定の数値を通貨形式で表示する例です。
Sub UseFormatFunction() Dim myNumber As Double Dim result As String ' 数値を指定 myNumber = 1234.5678 ' Format関数を使用して通貨形式で表示 result = Format(myNumber, "Currency") ' 結果を表示 MsgBox "通貨形式: " & result End Sub
このコードを実行すると、メッセージボックスが表示され、「通貨形式: ¥1,234.57」と表示されます。このようにFormat関数を用いることで、数値を任意の形式で表示することができます。
Format関数の使用例 – ユーザー定義の書式
以下のサンプルコードは、特定の日付の曜日を表示する例です。
Sub UseFormatFunctionWithCustomFormat() Dim myDate As Date Dim result As String ' 日付を指定 myDate = #7/23/2023# ' Format関数を使用して曜日を表示 result = Format(myDate, "aaaa") ' 結果を表示 MsgBox "曜日: " & result End Sub
このコードを実行すると、メッセージボックスが表示され、「曜日: 日曜日」と表示されます。このように、Format関数を使用してユーザー定義の書式を適用し、値を自由な形式で表示することができます。