Excel VBA: FileAttr関数の解説と使用例
FileAttr関数は、開いているファイルの属性を返すExcel VBAの組み込み関数です。この関数は、ファイルが読み取り専用か、バイナリモードか、ランダムモードか、シーケンシャルモードかといった情報を取得するために使用されます。
構文
FileAttr関数の構文は以下の通りです:
FileAttr(FileNumber, Return)
- FileNumber: 属性を調べるファイルの番号を指定します。この番号は、Openステートメントで指定されます。
- Return: 返り値の種類を指定します。1を指定した場合は、ファイルのモードを返します。2を指定した場合は、Windowsのファイル属性を返します。
使用例
以下のサンプルコードは、特定のファイルの属性を取得する例です。
Sub UseFileAttrFunction() Dim FilePath As String Dim FileNumber As Integer ' 対象となるファイルパスを指定 FilePath = "C:\path\to\your\file.txt" ' ファイルを開く FileNumber = FreeFile Open FilePath For Input As #FileNumber ' ファイルの属性を取得 Debug.Print FileAttr(FileNumber, 1) ' ファイルを閉じる Close #FileNumber End Sub
このコードを実行すると、指定したファイルの属性がデバッグウィンドウに出力されます。FileAttr関数を利用することで、ファイルの属性情報を取得することができます。