Excel VBAのCVar関数の使い方
CVar関数はVBAで利用可能な組み込み関数で、引数として与えられた値をVariant型に変換します。Variant型はVBAの特別なデータ型であり、任意の型の値を格納することができます。この関数は、異なるデータ型間での操作を必要とする場合などに使用します。
CVar関数の基本的な構文
CVar(Expression)
パラーメータ
- Expression: Variant型に変換する値を指定します。数値、日付、ブール値、文字列などを指定可能です。
サンプルコード
以下に、簡単なSubプロシージャの形式でCVar関数の使用例を示します。
Sub ConvertToVariant() ' Number型の変数を宣言 Dim num As Double num = 123.456 ' NumberをVariantに変換 Dim var As Variant var = CVar(num) ' 結果を表示 MsgBox num & "はVariant型に変換すると" & var & "になります。", vbInformation End Sub
このサンプルコードでは、まずDouble型の変数に数値を格納します。その後、CVar関数を使用してこの数値をVariant型に変換します。最後に、メッセージボックスを使用して元の数値と変換後のVariant型の値を表示します。
CVar関数は、異なるデータ型間での操作を容易にするための強力なツールであり、特にデータ型の変換エラーを避けるために重要です。