CLng関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのCLng関数

Excel VBAのCLng関数は、指定された数値や文字列をLongデータ型(-2,147,483,648 から 2,147,483,647 までの範囲の整数)に変換する関数です。非常に広範な範囲の整数を扱うことが可能です。

引数

CLng関数は次の形式で使用します。
CLng(値)
引数には、Longデータ型に変換したい数値や文字列を指定します。

サンプルコード

以下のサンプルコードは、CLng関数の基本的な使用例を示しています。


    Sub ConvertToLong()
        Dim doubleValue As Double
        Dim longValue As Long

        doubleValue = 12345.6789
        longValue = CLng(doubleValue)

        Debug.Print "Double値 " & doubleValue & " はLong値 " & longValue & " に変換されます。"
    End Sub
    

このコードは、Double型の値 12345.6789 をLong型に変換し、その結果をDebug.Print文を使ってイミディエイトウィンドウに出力します。出力結果は”Double値 12345.6789 はLong値 12346 に変されます。”となります。CLng関数は四捨五入を行うため、このような結果となります。

注意点

CLng関数は四捨五入を行うため、数値の小数部分が0.5以上の場合は数値が1つ増え、0.5未満の場合はそのままとなります。また、引数として指定した値がLong型の範囲外の場合、エラーが発生します。