CInt関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのCInt関数の使い方

Excel VBAのCInt関数は、指定した値をInteger(整数)データ型に変換する関数です。

CInt関数の基本的な構文

CInt(Expression)

パラメータ

  • Expression: 整数に変換する値を指定します。この値は、-32,768から32,767までの範囲に収まっている必要があります。

サンプルコード

以下に簡単なSubプロシージャの形式でCInt関数の使い方を示します。

Sub ExampleCInt()
    Dim myVar As Variant
    Dim myInt As Integer
    ' 変数に値を設定
    myVar = "123.45"
    ' 整数に変換
    myInt = CInt(myVar)
    ' 結果を表示
    MsgBox "変換後の値: " & myInt
End Sub

このサンプルコードでは、Variant型の変数myVarに文字列”123.45″を設定し、その後CInt関数を使用してこれをInteger型の値に変換します。その結果、myIntは123となります(小数点以下が切り捨てられます)。メッセージボックスは”変換後の値: 123″と表示されます。

CInt関数は、値を整数に変換する際に便利な関数です。ただし、指定した値が整数の範囲に収まっていない場合、エラーが発生しますので注意が必要です。