CDec関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのCDec関数の使い方

Excel VBAのCDec関数は、指定された値をDecimalデータ型に変換する関数です。Decimalデータ型は、最大28桁までの精度を持つ数値を格納することができ、金融計算など精度が要求される場面でよく使用されます。

CDec関数の基本的な構文

CDec(Expression)

パラメータ

  • Expression: Decimal値に変換したい数値を指定します。

サンプルコード

以下に簡単なSubプロシージャの形式でCDec関数の使い方を示します。

Sub ExampleCDec()
    Dim var As Variant
    Dim decVal As Variant
    var = 123456.789123456789
    ' 数値をDecimalに変換
    decVal = CDec(var)
    ' 結果を表示
    MsgBox "Decimal値: " & decVal
End Sub

このサンプルコードでは、変数varに格納された数値123456.789123456789をDecimal値に変換します。Decimalデータ型は28桁までの精度を保持しますので、結果は123456.789123456789になります。その結果をメッセージボックスで表示します。

CDec関数は、特定の範囲の数値に対する高精度な計算が必要な場合、特に金融関連の計算で有用です。適切に使用することで、コードの効率と精度を向上させることが可能です。